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脚本用語集:シーン、ト書き、インサート、モンタージュまで

脚本初心者がよく出会う用語を、構成・本文・演出・企画の段階に分けて解説しました。

· 3分で読めます

脚本用語集:シーン、ト書き、インサート、モンタージュまで

脚本を初めて書くと、見慣れない用語が一気に押し寄せてきます。この記事では、脚本を読み書きするときによく出てくる用語を、やさしい言葉で解説します。韓国の現場でよく使われる表記もあわせて記しましたが、表記は制作会社や放送局、作家によって少しずつ異なるため、参考としてご覧ください。


構成の単位

用語 意味
シーン(S#) 時間や場所が変わるたびに新しく始まる場面の単位。ふつうは「S#12. カフェ / 昼」のように番号、場所、時間帯を書く。この番号と場所・時間を書いた最初の行を、英語圏ではシーンヘディング(スラッグライン)と呼ぶ。詳しくは柱(シーンヘディング)の書き方を参照
シークエンス いくつかのシーンが集まって、ひとつの出来事や流れを形づくるまとまり
幕 物語を大きく分けた単位。一般に第1幕(設定)、第2幕(葛藤)、第3幕(結末)に分ける。三幕構成を参照

本文で使う要素

用語 意味
ト書き 人物の行動や表情、場所の雰囲気など、目に見えるものを描写した文。韓国の脚本でいう「解説」は、ふつうシーン冒頭の時間・場所・人物紹介やナレーションを指すため、ト書きとは区別する。ト書きの書き方を参照
台詞 人物が話す言葉
ナレーション(N) 画面の外から聞こえる解説の声。英語圏のボイスオーバー(V.O.)に近い。ボイスオーバーを参照
E(エフェクト) 人物は画面に映っていないが、場面の中で声や音が聞こえるときによく付ける表記。英語圏のO.S.に近い
F(フィルター) 電話、無線機、テレビなど、機械を通して聞こえる声によく付ける表記。電話とメッセージの書き方を参照
字幕 画面に文字で表示される文言。画面上の文字の書き方を参照

シーンをつなぐ演出用語

用語 意味
カット(CUT) 画面がすぐ次のシーンに切り替わること
フェードイン / フェードアウト(F.I. / F.O.) 画面が徐々に明るくなって始まる、または徐々に暗くなって終わること
オーバーラップ(O.L.) / ディゾルブ 前のシーンが徐々に消えながら、次のシーンが重なって現れる転換
インサート 手紙、スマートフォンの画面、小道具など、特定のものを大きく見せる短いカット
モンタージュ 短いシーンを素早くつなぎ、時間の流れや感情を凝縮して見せる手法。モンタージュの書き方を参照
フラッシュバック(回想) 過去の場面を現在の物語の間に挟み込むこと。フラッシュバックの書き方を参照
転換(トランジション) シーンとシーンをつなぐ方法の呼び名。場面転換の書き方を参照

企画段階の用語

用語 意味
ログライン 物語全体を1〜2文に縮めた紹介文。ログラインの書き方を参照
シノプシス あらすじを1〜2ページにまとめた文章。シノプシスの書き方を参照
トリートメント シノプシスより詳しく、シーンの流れを書き起こした文章。トリートメントの書き方を参照

韓国式の台本と英語圏の脚本の違い

韓国式の台本と英語圏の脚本では、用語や表記が異なります。たとえば英語圏では「INT. COFFEE SHOP - DAY」のように柱を書き、韓国の現場では「S#1. コーヒーショップ / 昼」のように書くことが多くあります。どちらが正しいというより、提出先が定めた方式に従うのが原則です。コンクールや制作会社の案内があれば、まずその表記を確認してください。英語圏の書式は脚本の書式で解説しています。

Fade out.

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