脚本は何ページ?長さの目安
ページ数は、読み手が最初に見る部分です。タイトルより先に見られることも珍しくありません。このガイドでは、多くの映画・テレビ作品と Kashna Script が採用している国際標準(アメリカ式)の脚本書式を前提にしています。日本の400字詰め原稿用紙のように、国によっては独自の書式もあります。長編映画、テレビドラマの1話、短編映画の脚本がそれぞれ何ページくらいになるべきか、なぜ1ページがおよそ1分の上映時間にあたるのか、そして脚本が長くなりすぎたときにどうすればよいかを解説します。
2026年9月更新 · 約6分で読めます
1. 結論
| 脚本の種類 | 一般的な長さ |
|---|---|
| 長編映画 | 90〜120ページ |
| 1時間枠のテレビドラマ | 約50〜65ページ |
| 30分枠のシングルカメラ・コメディ | 約25〜35ページ |
| 30分枠のマルチカメラ・シットコム | 約45〜55ページ(セリフはダブルスペース) |
| 短編映画 | 1分につき1ページ。映画祭向けの短編はほとんどが5〜15ページ |
これが、読み手やエージェント、プロデューサーが想定している範囲です。優れた脚本が3ページ超過しただけで落とされることはありません。しかし、140ページもある最初の脚本は、書き手がまだ削ることを学んでいないと読み手に伝えてしまいます。
2. 1ページ=1分
業界では、ページ数から上映時間を見積もります。1ページはおよそ1分です。100ページの脚本なら、およそ100分の映画になるはずです。
この法則が成り立つのは、どの脚本も同じ体裁だからです。12ポイントの Courier フォント、1.5インチ(3.8 cm)の左余白、決まったセリフの字下げ、そして1ページに約55行。どれかひとつでも変えれば、1ページはもう1分を意味しなくなります。書式がこれほど厳格なのはそのためです(すべての設定は脚本の書式ガイドで解説しています)。
製作の現場では、ページ数がさらに細かく使われます。撮影スケジュールを組む際、各シーンは8分の1ページ単位で計測され、スタッフが1日に何ページ撮影できるかをもとにスケジュールが組まれます。
3. 長編映画
長編映画の脚本は、ほとんどが90〜120ページに収まります。その範囲の中でも、ジャンルによって違いがあります。
- コメディ、ホラー、アニメーション:90〜105ページ程度に近いことが多く、テンポがすべてです。
- ドラマ、スリラー、アクション:一般的に100〜120ページ。
- 大作や重厚な作品:もっと長くなることもありますが、たいていは実績のある書き手の場合です。
スペック脚本(売り込みや注目を集めるために、依頼を受けずに自主的に書く脚本)を書くなら、95〜115ページ程度を目指すのが無難です。
4. テレビドラマ
テレビの脚本の長さは、放送時間と、地上波ネットワークの場合はCMの入る位置によって決まります。
- 1時間枠のドラマは約50〜65ページです。ネットワーク局の脚本は、各CMの前で終わる幕(アクト)に分けられます。配信作品の脚本では幕の表記を省くことも多いですが、長さはほぼ同じ範囲に収まります。
- 30分枠のシングルカメラ・コメディ(映画のように撮影するもの)は約25〜35ページです。
- マルチカメラのシットコム(スタジオのセットで、多くは観客を入れて撮影するもの)は、慣例としてセリフがダブルスペースで書かれるため、紙の上では約45〜55ページと長くなります。
5. 短編映画
短編では「1ページ=1分」の法則がかなり忠実に守られます。10分の映画なら、脚本はおよそ10ページです。多くの映画祭は15分未満の短編を好むため、短編脚本のほとんどは5〜15ページに収まっています。
ページ数に意味があるのは、書式が標準どおりのときだけです。Kashna Script は書いている間、すべてのページを業界標準の書式でレイアウトします。だから1ページは常に1ページのままで、脚本の長さが読み手に正しく伝わります。先行アクセスに登録する。
6. 法則が崩れるとき
「1ページ=1分」は平均であって、絶対的な法則ではありません。
- アクションは長くなる。「二人は屋上を駆け回りながら戦う」はページ上では1行ですが、画面では3分になることもあります。
- 速いセリフの応酬は短くなる。テンポのよい掛け合いが1ページ続いても、40秒で終わることがあります。
- 沈黙やモンタージュは、短いページを長い時間に引き伸ばすことがあります。
脚本全体で見ると、こうした差は平均化される傾向があります。個々のページでは当てはまらなくても、映画全体の長さを見積もるにはこの法則が役立つのはそのためです。
7. ページを削る方法
ページ数を合わせるために余白やフォントを小さくしてはいけません。読み手はすぐに気づきますし、「1ページ=1分」の見積もりも崩れてしまいます。削るべきは文章です。
- ト書きを刈り込む。見えるものと聞こえるものだけを残し、説明は削ります。
- シーンには遅く入り、早く出る。ほとんどのシーンは、最初と最後の数行を削れます。
- 1語だけの行をなくす。1語だけが次の行にはみ出すと、それだけで丸々1行を使います。言い回しを変えれば、脚本全体でかなりのスペースを節約できます。
- すべてのシーンを疑う。そのシーンがなくても物語が成り立つなら、削りましょう。
8. よくある質問
長編映画の脚本は何ページですか?
長編映画の脚本は、ほとんどが90〜120ページです。スペック脚本なら、95〜115ページ程度が無難な目安です。
130ページの脚本は長すぎますか?
最初の脚本やスペック脚本なら、たいていは長すぎます。読み手は120ページ以内を想定しており、ページ数が多いと、削る必要がある脚本だと受け取られがちです。
1時間ドラマのパイロット脚本は何ページですか?
1時間枠のドラマのパイロット脚本は、通常約50〜65ページです。
10分の短編映画の脚本は何ページですか?
「1ページ=1分」の法則に従い、約10ページです。
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